2013年12月13日

ノロウィルスにラクトフェリン


11/9にNHK第一の朝イチという番組で、ノロウィルスの予防にラクトフェリンが効くという放送をしたそうです。

番組を見ていないので、伝聞で失礼します。

私は、臨床ラクトフェリン研究会の理事をしております。

日本でラクトフェリンを研究している方は、そこそこおります。

その中で臨床で日常的に使っている先生は、更に少数です。

理由は簡単です。ラクトフェリンの効果がよくわからないからです(^^;。



ラクトフェリンは、我々の体の中で毎日生産、消費されています。涙にも唾液にも含まれています。怪我をしたときに白血球から分泌され、怪我の治りを促進することが分かっています。動物実験で凄い効果があることはわかっています。

トンでもないことに、放射線に汚染されても、ラクトフェリンを摂取すれば生存率が上がるという動物実験の結果が出ています。ただ、不幸なことに福島の原発事故の直後に発表したため、逆の風評被害を恐れてこっそり発表されたので、あまり知られていません。この他にもアンチエイジングとか、がん予防から始まって、ありえなさ過ぎる効果のオンパレードです。

では、何故様々な治療薬として販売されていないかというと、人体だと効果が不安定なんです。物凄く効く人がいるかと思えば、全く効かない人も山ほどいます。その効果も、風邪をひかなくなった、お腹を壊さなくなった、花粉症が治ったなと、バラエティに富みすぎています。

薬として世の中に流通するためには、効果があるだけではなく、効果が安定していないと駄目なのです。100人が飲んで、60人に効果がある。そうでないと、薬として認められないのです。ラクトフェリンは100人飲むと5人ぐらい凄い効果がある。ただ、その効果が常識から外れているという困った存在なのです。

それこそ癌でも治るという人が出ても不思議は無いと思っていたら、アメリカで抗がん剤としてラクトフェリンを試験しているという噂が流れています。なんでも肺がんの患者さんを調べたら、ラクトフェリンの分泌量が減っているのが分かり、それで投与して改善されるか調べているそうです。ただ、この手の新薬は開発に10年単位の時間がかかることがザラです。私はこの話を数年前に聞きました。その後どうなっているかは、残念ながら不明です。

ともあれ、そんなラクトフェリンを臨床で毎日使っている者として言えば、ラクトフェリンは、どうやら投与された部位の機能を一時的に高めて、身体の対処能力を上げることで、様々な効果をあげているようなのです。

だから、ラクトフェリンを食べると、口から胃にかけての能力が向上します。胃から先に進まないかと言うと、ラクトフェリンは胃液で分解するからです。より効果的に作用させようとしたら、胃で溶けなくて腸で溶ける加工をしたラクトフェリンをとることをお勧めします。

ともあれ、消化器官は粘膜で覆われています。粘膜は、角化層を持たない皮膚です。このため、皮膚に比べると免疫力が一歩劣ります。ラクトフェリンが粘膜で吸収されると、各種機能が向上します。粘膜の場合、免疫力が向上されるわけです。

免疫力が向上するというのは、セキュリティが向上するのと同じです。ガードマンを雇うようなものです。ノロウィルスは、身体に仇なす悪漢です。ガードマンの数が多くなれば、悪漢が捕まる確率もあがるわけです。

その意味では、ノロウィルスだけではなく、風邪やインフルエンザなどの予防にもなります。

ただ、定期的に食べないといけないので、コストがかかります。そしてラクトフェリンの場合、効果が不安定であり、ラクトフェリンを毎日食べたからと言って、ウィルス感染を確実に防げるわけではないのです。ただし、それはどんな予防策も同じです。

感染を防ごうと思ったら、手洗い、うがいなどの予防処置の一環としてラクトフェリンを取ることを考える。このくらいが安全だと思います。

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posted by Jinguzi at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ラクトフェリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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