2015年05月06日

読書日記 30年ぶりにブラック・ジャックを読んでみた。#05 ブラック・ジャックは医師免許を持っている。


ともあれ、ブラック・ジャックは、Kindle版の第1話で逮捕されたにも関わらず、その後も無免許医として活動を続けています。

では、どうしてそんな真似が出来たのでしょうか?

答はとっても簡単です。ブラック・ジャックは医師免許を取得したからです。
医師免許があるので、医師法違反も傷害罪も殺人罪も適用されません。

厳密には、医師免許取得以前の手術は、医師法違反も傷害罪も殺人罪も起訴されなければならないのですが、作品世界の日本医師連盟は絶大な権力を有しています。その辺りをもみ消すのは簡単でしょう。

第1巻の第1話『報復』の最後で、日本医師連盟の会長は、息子の手術をして欲しいが為に、ブラック・ジャックに医師免許証を差し出します。しかし、ブラック・ジャックはその免許証を破り捨て、日本医師連盟会長が涙にくれるのがラストシーンです。
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2015年04月17日

読書日記 30年ぶりにブラック・ジャックを読んでみた。#04 ブラック・ジャックが書かれた背景。


 間が空いてしまいまって、申し訳ありませんm(_ _)m。

 ブラック・ジャックは、手塚治虫の代表作扱いされていますが、実際は晩年の作品ないし、後期の代表作というべきです。

 手塚治虫は、数多くの作品を描き、虫プロを立ち上げ、アニメにも進出します。というより、日本のアニメーションの現在のスタイルは、手塚治虫が作り上げたと言っても過言ではないでしょう。虫プロが生んだ『鉄腕アトム』海外にも進出し、その名声をほしいままにしました。ですが、慶事は続きません。様々な要因から虫プロはつぶれ、手塚治虫は終わった人という評価を得ていました。その当時に連載開始したのがブラック・ジャックです。

 ブラック・ジャックを連載していた少年チャンピオンの編集者が、手塚治虫の死に水を取るつもりだったという趣旨の発言を後にしています。つまり、作品として期待されていたわけではないのです。だから逆に、今までにないフリーハンドが、手塚治虫に与えられていたのかもしれません。

 更に言うならば、当時の少年漫画で医療を描くなんてことは、題材としてもありえませんでした。当時は、元医学生で、医学博士号を持った手塚治虫しか描けなかったと言っても過言ではないでしょう。
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2014年09月28日

読書日記 30年ぶりにブラック・ジャックを読んでみた。#03 ブラック・ジャックが無免許医の理由を考える。


以下の文章は、Kindle版ブラック・ジャック1巻のネタバレを含みます。
未読の方は、ご注意ください。

では、ここまで考えていくと、問題の根源はブラック・ジャックが医師免許を取らないことに尽きてしまいます。第1回に書いたように、医師免許を持つことと、高額な医療費を請求することは、全く矛盾しないで両立します。

そして健康保険の収入以外で、医師が高額な報酬を取得する方法はありました。
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2014年08月25日

30年ぶりにブラック・ジャックを読んでみた。#02 なんて優しい日本医師連盟


以下の文章は、Kindle版ブラック・ジャック1巻のネタバレを含みます。
未読の方は、ご注意ください。

ブラック・ジャックが中2病のイタイ人としてみると、日本医師連盟が物凄く優しい組織に見えてきます。

人に強力な薬物を投与する。刃物で傷つける。医療行為では当たり前ですが、医療行為でないと犯罪です。この犯罪者と区別をするために、医療行為の高度な技術と倫理を持っている者に、免許を国が与えているのです。

つまり、ブラック・ジャックが、医師免許を持たないで医療行為を行った時点で、犯罪者なのです。医師法違反と傷害罪、場合によっては殺人罪で起訴されないとおかしいのです。そうしますと、我が国の制度では前面に出てくるのは、警察庁になります。次いで、認可の関係で厚生労働省が出てきます。連載時ではまた厚生省ですが。

我が国の公的制度が機能しているのであれば、ブラック・ジャックの診療所に逮捕状を持った警官と厚生省のお役人が来るのが当然なのです。

ところが、作中ではブラック・ジャックは日本医師連盟に呼び出され、医師免許を取るように勧告するにとどまっています。

どうしてこんなことが起こるかというと、答は一つしかありません。
日本医師連盟がブラック・ジャックを庇っているのです。

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posted by Jinguzi at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月23日

30年ぶりにブラック・ジャックを読んでみた。 #01 ブラック・ジャックは中2病のイタイ人かしれない。


先日、Kindleで、ブラック・ジャックの1巻が期間限定で100円でした。
本は法律で保護されていて、値引きができません。これに対して電子書籍は本ではなく只のデータです。だから、値引きをしても大丈夫なのです。よって、長編作品の1巻だけ値引きすると言う真似ができます。非常にこずるい販売促進法ですが、その手にホイホイ乗る私には文句は言えません。

そんな訳でブラック・ジャックの1巻を読んでみました。多分、前に読んだのは30年ぐらい前だと思います。まだ、高校生だったころです。ちなみに、ブラックジャックは、連載時に読んだのは、小学生のときだったと思います。

余談ですが、私の大学は医師薬と医療系の3学部が揃っており、医学部の同級生の中には、ブラック・ジャックを読んで医学の道を志したという人が何人か居ました。なお、私は『ドクター秩父山』を読んで医学の道を志したと嘯いたことがあります(^o^)。

ともあれ、第1巻の第1話『報復』を読んでみました。

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posted by Jinguzi at 21:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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