2008年08月13日

便利さの代償



独り者にとって、仕事帰りの遅い時間まで開いているスーパーマーケットは、有難いものです。

遅くまで開いている上、一つの店で大概の買い物は済んでしまいます。

しかも、核家族向けに生鮮食品を小分けにして売ってくれます。

有難いことです。

例えば、ついこの間まで、野菜を買おうと思っても一苦労でした。

貴方が、八百屋さんでキュウリを買ったとします。

売っている量は、大概は一山です。

最低でも5〜6本は入っているでせう。

家族が5〜6人居れば、一山の野菜を食べるのは、簡単です。

でも、独り者あるいは夫婦と子供一人の家族だと、一山のキュウリを食べきるだけで大変です。

当然、野菜はキュウリだけを食べると言うわけには、いきません。

他の野菜を食べることに気をとられると、冷蔵庫の野菜室でキュウリが腐っていても不思議ではありません。

となると、独り者用には、2〜3本ぐらいからキュウリが売っていると有難いわけです。

袋に詰めて、値札が貼ってあると、買い物に楽です。

同じ理屈で、キャベツを一つよりも半分づつ、大根も1/3ぐらいから売ってくれていると助かります。

ですが、このことを売っている側からするとどうなるでしょう。

キュウリを籠に入れて一山幾らと札を出しておくのと、キュウリを3本づつ袋に入れて値札を貼るのとでは、どちらが手間とコストがかかりますか?

半分に切ったキャベツは、ラップをして冷蔵庫に入れておかないと鮮度が落ちます。

でも、それにはコストがかかります。

大きな開放型の商用冷蔵庫は、とっても高いです。

電気代もかかります。

キャベツを半分に切るコストも大変です。

ラップ代だって馬鹿にできません。

更にいえば、キャベツを半分に切って、ラップを貼るスペースが要ります。

量が増えれば、人手も必要です。

個人経営の八百屋さんでは、ハードルが高いです。

そして、何より営業時間の問題があります。

昔の八百屋さんの一日の流れは、こんな感じでした。

朝、市場へ仕入れに行って、昼から夕方にかけて販売して、夕方8時ぐらいに店を閉めました。

朝、早起きして仕入れに行く事を考えると、そういう生活サイクルが必要でした。

そういう生活ですと、買い物に来るお客さんの勤め先は、隣町までという地域社会が前提でした。

地域社会ですと、必然的に生活必要物資は、同じ町内で購入、消費するのが前提だからです。

そのためには、職場と家庭が密接な距離にあることが、絶対条件です。

ですが、文明は進歩し、職場は隣町どころか、新幹線に乗って山越えて会社に通うなんて事すら、当たり前になりました。

当然、帰ってくる時間帯は遅くなります。

平日の夜9時過ぎに地下鉄に乗っても、会社帰りの人が大勢乗っています。

そうなると、深夜まで営業し、少人数用に小分けにした梱包の野菜を冷蔵庫に並べるのが、現在の八百屋さんのあるべき姿になります。

ですが、そんなことは、個人経営の八百屋さんだと不可能です。

逆を言うと、現代人の生活サイクルに合わせた野菜の売り方を考えると、徹底した分業が必要となります。

仕入れをする人、仕入れた野菜を加工する人、そして野菜を売る人、大雑把に見てもこのくらいの分業が必要となります。

実際には、もっと大勢の人や職種に分かれるのでせう。

そして、同じ事が、八百屋さんだけでなく、魚屋や肉屋や乾物屋etc.起こったわけです。

結果として、会社組織となったスーパーマーケットでない限り、現代人の気ままな生活スタイルに対応できなくなってしまったわけです。

話が長くなりましたが、我々が深夜スーパーで小分けにした野菜を買うためには、これだけの社会の変化が必要だったわけです。

徹底した分業は、別の問題が生じます。

分業するためには、職務を分担しなければ、なりません。

そうなりますと、必然的に商品に対する知識は浅くなります。

関れる範囲が狭くなった上に、扱う品目が増えたからです。

八百屋さんですと、自分の軒先で売られているキュウリが、何処で作られて、何時仕入れたということを常に把握しています。

というか、それができないと、商売になりません。

ですが、スーパーマーケットだと、それは不可能です。

その代わり、陳列棚に並んでいる商品には、全て名札が着いてます。

産地だって書かれています。

下手すると、QRコードが印刷されていて、携帯電話で読み取ると、その野菜を作った農家の情報が手に入ったりします。

つまり、商品に対する知識がなくても、商売ができるようになっているのです。

我々が、便利さを追求した結果、八百屋さんの店頭で一山幾らで売られていた野菜が、こんな形に変化していったのです。

とんでもない話です。

で、何が言いたいかというと、昨夜、仕事帰りにスーパーへ寄ったんです。

キュウリを買おうと思って、野菜売り場へ行きました。

野菜をあれこれ見てみると、冷蔵庫に手書きのポップがありました。





『せんぎりだいこん』と、平仮名で。





千切り大根?なんだろう?

サラダ用のキャベツの千切りみたいに、あらかじめ加工してあるのかな?

いや、でも大根の千切りって、味噌汁の具ぐらいしか使えないし。

刺身のつまにするには、太すぎるし。

なんだろう?

そう思って、商品を見てみました。

透明なビニール袋に入っています。

ラベルがついています。

そして、生鮮食品の冷蔵庫にあるまじきことに、商品の色は、茶色です。

益々不思議に思い、商品のラベルを見てみます。

そこには、こう、書いてありました。





『切 干 大 根』と。





つまり、手書きのポップを書いた人は、『干』という漢字を知らなかったのでせう。

『切干大根』の存在も知らなかった可能性も高いです。

知っていたら、生鮮野菜のコーナーの冷蔵庫に入れないでせう。

だって、切干大根は、保存食で、乾物なんですから(^^;。

確かに核家族で育って、もどす前の切干大根を見たことがなければ、誤解しても仕方がないのかもしれません。

我々が、便利さを求めた代償が、これかと思うと、一寸情けなくなりました(^^;。

とりあえず、もう一度、あのスーパーへいくことにしませう。

『せんぎりだいこん』がどうなったか見届けませう。

もし、そのままだったら、勇気を奮って、店員さんに注意してあげませう。

そうなっていないことを、心の底から、祈ります(^o^)。

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2008年07月26日

三波春夫が日本を滅ぼす?

先に宣言しておきますが、私は三波春夫に別に含むところは全くありません。

三波春夫が呪いの言霊を吐き、日本を滅ぼそうとしているなどと、思いません。

というより、三波春夫が発した言葉が誤解されて蔓延していることに、嘆いております。


それは、『お客様は神様です』という言葉です。


聞きかじりで申し訳ないのですが、この言葉が生まれたのは、大阪万博の前に、万博ソングである『世界の国からこんにちは』を歌い三波春夫が人気絶頂だったころのことだそうです。

この曲自体は、競作で様々な歌手に歌われました。

その中で、三波春夫の人気が素晴らしく、各地で熱唱し、大喝采を浴びます。

今より、TVが普及していなかった時代です。

インターネットなんぞ、亜米利加の片隅で原型が生まれたか、どうかという頃です。

このため、三波春夫の歌を聴くためには、コンサート会場などに足を運ぶのが、一番でした。

しかし、当時は田中角栄の列島改造論の前です。

新幹線は東海道にしかなく、高速道路も殆ど計画中、飛行場なんかとんでもないという時代です。

全国行脚するためには、今よりも遥かに大変でした。

このため、三波春夫のスケジュールは過密を極め、ハードワークに三波春夫自身が、倒れる寸前だったようです。

というか、完全にグロッキーで声も出ないという状態が何度もあったようです。

それでも三波春夫が最後の力を振り絞ってステージに上ると、待ちかねた観客から大声援を浴びます。

すると声も出ないほど疲れきっていたはずなのに、何故か力がみなぎり、声が出て、歌うことができたそうです。

疲れきっていて、歌えないはずなのに、お客様の声援のお陰で歌うことができる。

こんな力をくださるなんて、お客様は、なんて有難い存在なんだろう。

お客様は、なんて偉いんだ。


『お客様は神様です』と、


この様にして、この言葉が生まれたんだそうです。



つまり、この言葉は、三波春夫が、ステージから観客へ向けた感謝の言葉であり、賛美の言葉だったのです。

もっとも、当時から色々な方から、幾らなんでも神様は言い過ぎではないかという趣旨の発言をしております。

そりゃ、そうでせう(^^;。

それでも、ステージやTVで三波春夫がこの言葉を繰り返し、お客様が喜んでいるうちは、問題は無かったでせう。

この言葉を聞き感銘を受けた、おそらく販売業か接客業の偉い方が、その言葉を訓示として取り入れたのでせう。

人を相手にする仕事は、思いもかけず、お客様から頂いた言葉が励みになることがあります。

お客様が何の気なしに言った『ありがとう』の一言で苦労が報われる。

そんな経験をしたことがある人は、大勢いらっしゃると思います。

この言葉を訓示として取り入れた人は、そのことに思い当たることがあったのでせう。

こういってしまうと御幣がありますが、歯医者も広い意味では接客業です。

少なくともサービス業的精神が必要となる場合があることは、間違いないでせう。

私も治療をしていて、患者さんから頂いた言葉で元気づけられたことが何度もあります。

その意味では、この言葉に同意できる方は、多いのではないかと思います。

そして、この段階でも、まだ問題ではなかったでせう。

少なくともこの言葉が、接客業などで使われだしたときは、感謝と自戒の意味を込めて使われたことは間違いないでせう。

決して『客を神様とでも思わなければ、やってらんない』という後ろ向きの意味でつかわれたのでは、ないでせう。

もっとも、そう思わなければ、やってられないお客様が世の中にいることは、間違いないですが(^^;。

かいってそれは、職業規範やプロフェッショナルリズムという範疇に入ります。

あるいは、如何に職業規範に則って、個々の事例を処理できるかというべきでせう。

その意味ではこの言葉お訓示としても用いても、現場に戸惑いはあっても、問題と呼べるものは無かったでせう。

しかし、次のステップへ進んだとき、問題は発生しました。


お客様の中で『俺は神様なんだぞ』と思う人が出始めたことが、大問題です。


そうです。


そう思った瞬間に、その人は『お客様』から『嫌な客』になってしまうのです(^^;。


これがお店の軒先だけで起きているのなら、それはそれで対処方法があります。

お断りして、塩を撒けばいいのです。

無論、往々にしてそんなことはできない事は、理解していますが、あくまで接客業なら、『嫌なら来るな』と言える権利があるのです。

今、世間で問題となっているモンスターペアレンツやモンスターペイシャントは、接客業以外の職種で、『俺は神様だ』と思っている人が大勢いる証拠です。

学校の先生や医者は、『嫌なら来るな』とは言えません。職業規範として、言うことは許されません。

時々、医療をサービス業の一種と言う人がいます。

それは、医療従事者にもサービス業の従事者にも失礼な言葉だと思います。

確かに医療にもサービス業的精神が必要とされることはあります。

しかし、それはあくまでサービス業的精神であり、医療が必要とされる規範とサービス業が必要とされる規範は、違うのです。

当然、学校の先生に必要とされる規範も違います。警官、消防官、自衛官、公務員、etc.etc.

様々な職種でサービス業的精神を必要とされる場合がありますが、それはあくまでその職業の規範に則った範囲で行われることなのです。

私は昭和42年生まれですが、その程度のことは、一般常識や道徳として理解していなければいけないと思っています。

苦情を言うにしろ、相手の立場を考えて、必要以上の追求はしない。

昔の言葉で言えば、『分をわきまえる』とか『相身互い』といった言葉があてはまるのでせう。

ところが、いつの間にかその概念が気薄となり、気がつくと半ば冗談で言われていたはずの『お客様が神様です』の言葉が、一人歩きしてしまったのです。

これは、若人に限った事ではありません。

本来なら、こういうことを率先して守り、社会の規範となるべくお年寄りでも、『俺が神様だ』と思ってしまう人が大勢います。


そして、そう思った方が地に溢れ、ありとあらゆる場所で、恣に振舞って折られます。

それこと、荒ぶる髪……もとい、荒ぶる神の如く。

それこそ、日本を滅ぼしかねない勢いで。



何でこういうことを言い出したかというと、先日、とある患者さんに、こう言われたんです。




『医者のくせに、患者の言うことが聞けないのか!』




私が患者さんに向って『医者の言うことが聞けないのか』と言ったのではなく、患者さんが私に向って『医者のくせに、患者の言うことが聞けないのか!』と言ったのです

確か、その患者さんは、還暦をとっくに過ぎてました。

私は、その患者さんが要求する処置は、技術的に困難であり、医学的に意味がないことを説明したのですが、納得がいかなかったようで、その言葉を捨て台詞に、出て行かれました。

ちなみに、私は塩を撒きませんでした。

何故なら、うちの診療室に塩を常備していなかったからです(^^;。

あれ以来、当院にはアジシオが常備しております。

無論、お弁当のゆで卵を食べるためにです。

嘘じゃないですよ(^o^)。

しかし、世の中には、なんと偉い神様が大勢いるのでせう。

三波春夫も、きっと天国で嘆いていることでせう。

あぁ、なれるものなら、私も神様になりたいです。

勿論、三波春夫が言っていた意味で(^o^)。


……と、ここまで考えたときに、気づいた事があります。


三波春夫は、このくらいのことを言われなかったのだろうかと。

公演先で酔っ払いに絡まれて、罵声を浴びる程のことはあったでせう。

普通の芸能人ですら、冷やかされることがあるのですから、国民的歌手とはなると、揶揄は凄かったことでせう。

ましてや、『お客様は神様です』なんて公言していたんですから。

そう考えると、いつも笑顔で『お客様は神様です』と言い切れることは、凄いことです。

ましてや、生涯に渡って言い続けるなんて、とんでもない話です。

よっぽど覚悟が決まっていないと、言えるわけがありません。

つまり、三波春夫は全てを覚悟の上で、笑顔であの言葉を繰り返していたのでせう。

私は、三波春夫になれるでせうか。

おそらく、その境地にたどり着けるまでは、遠いのでせう。

そして、誰もが三波春夫の境地を目指せるのであれば、日本は滅びないのでせう。

そんな次第で、日本を滅ぼさないためにも、今日も心の中でつぶやきませう(^o^)。


『お客様は、神様です』


……無論、当院には、『お客様』は一人もいなく、皆さん『患者さん』ですけど(^^;。

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2008年06月25日

弁当を作る

最近、毎朝弁当を作っています。

無論、私がです(^^;。

自分でもこんな真似をするとは思わなかったのだが、事実です。

それどころか、先々週は梅酒を漬けまし。

先週から、漬物を始めました。

昨日など、勢いあまって近所の佐世保バーガーのB.L.T.サンドイッチを真似て作るという暴挙に出てしまった。

美味しかったです(^o^)。




……なんで、こうなったのでせう(^^;。




いや、世間の主婦は毎日やっていることです。

取り立てて自慢できることではありません。

でも、独り者の私がやるというと、皆が驚くのはどうしてなのでせう。

なんで、こんなことになったかというと、原因は私の治療方針です。

歯医者と弁当の何が関係があると言われると思うでしょうが、まぁ聞いてください。

私は、虫歯や歯周病には、毎日の生活習慣や全身疲労の影響がとっても大きいと考えています。

虫歯や歯周病は、慢性疾患です。

慢性疾患の多くは、毎日の生活習慣や全身疲労の影響がとっても大きいことは、周知の事実です。

では、何故、虫歯や歯周病をこの例外におくのでせう?

考えてみてください。

『肩が凝ってくると歯が凍みる』という話は、誰だって聞いたことがあるでしょう。

歯医者がその事実を無視するのは、問題があるのではないでしょうか?

一般の方が、そう思うのは仕方がないでせう。

でも、歯医者が、そう考えるのは、問題なのではないでせうか?

具体的な例として、親知らずをあげませう。

親知らずは、一番最後に生える大臼歯です。

人類は顎を小さくする方向に進化しています。

このため、親しらずが生えるスペースがない人がほとんどです。

中には、元々親知らずがなかったり、生えるスペースがなくて生えなかったりする人も大勢います。

往々にして、中途半端に生えているという人が多いです。

歯というものは、ご飯を食べるときに歯と歯がぶつかる事で、掃除をする仕組みになっています。

親知らずは、キチンと生えることが少ないため、キチンと噛める人は少数派です。

また、一番後ろで中途半端に生えていることが多いので、歯みがきの時に、ブラシが届かないことが多いです。

言い換えるのなら、親知らずは、汚れて虫歯になるケースがとっても多いんです。

ばい菌が常にいますから、歯周病にもなります。

しかも親知らずは、顎の一番奥にあるため、周囲の筋肉や血管がとっても近いです。

結果、親知らずに炎症が起こると、周囲に簡単に波及します。

そのため、親知らずが腫れて、顎が開かなくなるという状況が発生します。

ここで、考えてみてください。

腫れの原因となった虫歯や歯周病は、昨日今日できた訳ではないんです。

ほとんどのケースは少なくとも数ヶ月前から、大概は数年以上前から存在していたんです。

何年も大人しくしていたのに、なんで急に痛くなるんです?

歯が欠けて、虫歯進んだなんて場合もあるでしょう。

でも、こういう状況は考えられませんか?

全身の疲労等で免疫力が低下し、今まで抑えていた親知らず周囲のばい菌の活動を抑えきれなくなり、腫れたと。

実際、親知らずが腫れてくる患者さんの多くは、過労や風邪だったりします。

つまり、全身の健康のバランスが崩れたから、親知らずが腫れたのです。

親知らずが腫れたのは、親知らずが原因ではなく、全身の疲労が原因で、結果として腫れたのではないでしょうか?

それならば、全身の健康のバランスを戻してあげれば、親知らずの腫れはひくのではないか。

私はそう考えました。

実際、やってみましたら、極めて短期間で、腫れが引きました。

この件について詳しいことは、近いうちに触れることにします。

そして、一歩進めると、疲れない身体になれば、親知らずは腫れないという結論が出ます。

それでは、疲れない身体になるためには……




……と、言うわけで、患者さんの生活習慣指導をすることになったわけです(^^;。




で、実際にやっている生活習慣指導の第一歩が、『朝ごはんを食べよう』です(^^;。

人間、ご飯を食べてもすぐエネルギーとして使えるわけではありません。

胃で消化され、腸で吸収され、肝臓で加工されたエネルギーが全身に送られて初めてエネルギーとして使われるわけです。

言い換えると、朝ごはんは、夕方以降のエネルギーになると考えた方がいいでせう。

朝ごはんを食べないと、夕方以降は、ガス欠になるわけです。

ある意味、一番エネルギーが欲しい時にエネルギーがない。

慌てて食べても、すぐにエネルギーにはなりません。

むしろ、消化にエネルギーが取られたりしてしまいます。

結果として、身体に無理をさせ、疲労を進めたり、肥満の原因になったりします。

それを防ぐには、規則正しい食生活が必要です。

その第一歩が『朝ごはんを食べよう』となるわけです。




……内科の先生なら兎も角、歯医者が言う台詞ではないかもしれません(^^;。




小難しい顔をして患者さんに指導している手前、自分でもしないわけにはいきません。

私は、独り者です。

かくして、自分で朝ごはんを作る事にあいなりました。

最初は簡単にパンを焼き、牛乳で飲むくらいでした。

それが、お湯を沸かして紅茶を飲むようになりました。

お湯を沸かすのなら、ゆで卵ぐらい作ろうかとなりました。

ゆで卵を作るのなら目玉焼きを、目玉焼きを作るのならハムエッグで、それならオムレツを、ついてにサラダを……

そうこうやっているうちに、米を炊こうということになりました。

ところが、私の炊飯器は2合からしか炊けないんです。

朝、2合食べるのは、無理です。でも残ったご飯が……

そして気がつくと、朝ごはんを作るついでにお弁当を作るという事態に(^^;。

お米を炊くのも大変かと思ったのですが、炊飯器にはタイマー機能があります。

夜寝る前に、お米を洗って、タイマーをセットすればいいのです。

5分もあればできます。

面倒なら、無洗米を使えばいいんです。

そして、朝30分早く起きれれば、ご飯を作ることができます。

おかずも揚げ物、煮物は大変ですが、焼き物、炒め物なら10分もあれば一品できます。

電子レンジと併用すれば、2〜3品作るもの難しくありません。

冷凍食品は、偉大です。

インスタントのお味噌汁は、魔法です。

海苔や佃煮を考えた方は、神様です。

でも、野菜が傷むのは避けられません。

それならば……という次第で、漬物にまで手を出すようになってしまいました(^^;。

もう一歩進めると、健康食品オタクへの道を突き進むことになります。



……なるべく、そこへは行かないように努力しています(^^;。



この話を友人にしたところ、こう言われました。






『お前、益々、嫁が要らない身体になって、どうするんだ?』





……『益々』はないよなぁ、『益々』は(T_T)。





でも、気がつくと、昼休みにスーパーに行って、明日のおかずを選ぶのが習慣に(^^;。

いや、でも自炊するようになってから、体調は、よくなってます。

食べる量はむしろ増えているのに、何故か体重が減ってきています。

私の身長は165cm弱です。

自炊を始める1年前は、88kgありました。

今は、75kg近くまで落ちました(^^;。

特にダイエットもスポーツもしていません。

より正確に言えば、ダイエットもスポーツもしていませんが、生活習慣を幾つか見直し、改善をしました。

まだデブですが、体型が大分変わったようです。

気を抜くと、ズボンが落ちてきます(^^;。




……今までの食生活が、よっぽど問題だらけだったんですね(^^;。




そんな次第で、気がつくと毎朝弁当を作り、患者さんに生活習慣指導をするという怪しい毎日を送っております。

無論、治療は生活習慣指導だけではないですよ。

そこまで怪しくないですから、ご安心を(^o^)。




……実は、もっと怪しかったりして(^^;。




ともあれ、明日のおかずは、なんにしませう(^o^)。

posted by Jinguzi at 22:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月24日

振り返れば、奴がいる



それは、秋と呼ぶにはまだ暑い木曜日の午後。

休日のため、急患を一人で治療していた時のことです。


「椅子を起こします。うがいをしてください」


患者さんにそう言ってユニットのスイッチを操作したたところ、背後に何か落ちた気配がありました。

今日は私と患者さんしかいないのに……

しかし、背後に何かの気配が確実にあります。

嫌な予感がして、振り返った私が見たものは……





床の上にひっくり返ったクロゴキブリの成虫が、気絶していました(^^;。




……お食事中の方、ごめんなさいm(_ _)m。


慌てて治療を中断し殺虫剤を取ってくると、息を吹き返して足をジタバタさせてました。

患者さんに状況を説明し、とりあえず処理を行いました。

幸い、そういう事態に対応ができる患者さんでしてので、ことを大きくしないで済みました。



……本当に助かりました(^^;。



そして、治療が終わった後、検分を行いました。

落下している場所から逆算すると、天井のエアコンから落下したようです。

昆虫というものは、流れる空気が苦手です。

変温動物ですから、長期間風にさらされると体温が低下し、活動できなくなるからです。

ましてや来訪者は、東南アジアからの帰化生物です。

寒いのは苦手です。

そういう訳ですから、来訪者がエアコンに隠れるということは、通常ありえません。

大体、エアコンの中に餌があるわけがありません。

いや、それ以前に診療所に居ること自体が問題です(^^;。

そういえば、北陸の方のある総合病院で無菌室に何故か蠅が飛んでいて、大変なことになったという話を聞いたことがあります。



……どう大変だったかは、突っ込んではいけません。



誓って言いますが、衛生管理はしっかりしています。

生ゴミの類はきちんと処理したいます。というか、ほとんど出ません。

駆除の方も怠りありません。

それでも、うちの診療所は商店街の雑居ビルの一室です。

近所には飲食店も食料品店も一般住居もあります。

他のフロアには、飲食店もあります。

年に1度は、招かざる来訪者が来ることは、避けられません。



……マジで遠慮したいんですけど。



来訪者が来るとしても、何処からと思っていたら、階下から工事の音が。

そういえば、下の階のテナントが変わるんで、数日前から工事が始ったんでした。

それに、確か昨日は屋上のエアコンの室外機の掃除をするって連絡があったような。

確か一昨日ぐらいに、近所で取り壊し工事もあったなぁ。

余談ですが、昨年駅の反対側にあったデパートが閉店となり、取り壊しとなりました。

その際、付近の住民から『駆除は徹底的にやってから壊してね』というお願いが上ったという噂を聞いたことがあります。

なにせ、築40年近くの建物で、飲食店や食料品店がありました。

そこを根城にしていた方々が移動を始めたら、さぞや大変な事態だったのでせう。



……光景を想像すると、パニック映画ですね(^^;。



幸い、デパートの取り壊しは無事に終わり、大量に引っ越してきたという噂は聞いておりません。



閑話休題



そんな次第で、何処ぞから引っ越してきた来訪者が、隠れ場所に困り、たまたまエアコンに隠れたのでせう。

そしてその日は休日だったため、急患に応対するために、昼からエアコンを入れました。

冷たい空気にさらされた来訪者が、体温を低下され、気を失い、落下してきた模様です。



……スタッフが休みの時でよかった(^^;。



とりあえず、駆除グッズを追加するなどの対策を打ちました。

幸い、それ以後、来訪者の目撃情報はありません。

ただ、私が背後の気配に異常反応するようになっただけです(^^;。

だって、いるような気がするんですよ。

振り返れば、そこに……











……本当に振り返った方、ごめんなさいm(_ _)m。

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2008年06月06日

メイド喫茶後悔記

突然だが、私はオタクです(^o^)。

それもオタクという言葉が生まれる前からのオタクです。

……なりたくてなったわけじゃないんですけど(T_T)。

どのくらいオタクかというと、少なくとも周囲は、『あいつはオタクだ』と思われるくらいには、オタクです。

4年ほど前のことです。診療所を開業した後のことでした。

幸いにも縁がありまして、生まれ育った地元で開業できました。

ただ地元といっても、バブルからこちらの様変わりは激しく、住んでいた人の半分はどこぞへ引っ越しており、なにより地元の商店街が壊滅しているため、学生時代の友人に会うことは、滅多にありません。

それでも、私が開業したことを聞いた中学の時の友人が、わざわざ電話を掛けてくれました。

そして、開口一番、こう言いました。









「Jinguzi、お前、メイド喫茶を開店したって本当か!」









……友人が、私をどういう目で見ているのか、よくわかります(T_T)。





この場合、メイドバーとか、メイドさんがいるゲームセンターとか、メイドさんがいる風俗店とかと言われなかっただけ、喜ぶべきだったんでせうか(^^;。





ちなみに、私の診療所の近所には、上記のお店が全て存在します(^^;。





……『なんで?』と聞かないでくださいm(_ _)m。





なお、『スタッフの制服は、メイド服だろ?』という質問は、10件以上ありました(T_T)。






よっぽど厭味でバトラーの格好で治療してやろうかと、思ったほどです。





……モーニングの値段を調べて、諦めたのは内緒です(^o^)。





ともあれ、私はオタクです。

メイド喫茶に興味がないというと嘘になります。

幸か不幸か、メイド喫茶は近所にあります。

開業した後、オタク仲間の友人と遊びに行きました。

まだ、メイド喫茶が今ほどポピュラーになる前の話です。

我々が行ったメイド喫茶A(仮名)は、紅茶をメインにしたメイド喫茶です。

店内は、ファンシーというか少女趣味というか、些か形容に苦しみますが、お店の趣旨を考えればどうこう言うのは筋違いでせう。

ただ、30過ぎたオッサンが連れ立って行くには辛い感じです(^^;。

それでも行ったのは、好奇心が勝ったと言うべきでせう。

ともあれ、私と友人が行ったのは、平日のランチタイムが終わった頃で、客は我々二人の他に一人いるだけです。

確か私がパスタと紅茶を、友人はピラフと珈琲を頼んだと思います。

料理は美味しかったのですが、量は些か少なく、食器は実用性よりも趣味性を優先していたため些か使用に難がありました。しかし、メイド喫茶の趣旨を考えると、それに文句を言うのはおかしいでせう。

ウェイトレスさんというか、メイドさんの接客はそつが無く、私も友人も『メイド喫茶以前に、接客業としても大したものだ』と評価は二重丸でした。

これなら、こっちに来たときには、また来ようかと友人と話しているとき、事件は起こりました。

我々の他に居たお客さんが、メイドさんに話しかけたのです。

そのお客さんは、20代前半ぐらいのやせぎすな方でした。

ただ、格好がバンダナを頭に巻き、厚いレンズの眼鏡をかけ、Tシャツに洗いざらしのGパンを着ていました。

バックは、何を入れているんだと突っ込みたくなるくらいに膨らんだショルダーバックです。

何処をどう見ても、立派なオタクです。

行くところに行くと、『お前ら量産でもされているのか!』と突っ込みたくなるほどいる格好です。

彼は、テーブルを拭いているメイドさんに、こう声をかけたのです。



『Fさん(メイドさんの名前)……今日の……日替わりの……お茶はなんですか……』

『今日はダージリンです』

『日替わりのお茶って……何種類ぐらい……あるんですか……』

『20種類ぐらいです』

『そんなに……あるんだ……明日は……』

『セイロンです』

『全部……制覇するの……大変だ……』



彼の声は言うまでも無く、たどたどしく、途切れ途切れでした。

どうみても女性と話すことに、慣れていません(T_T)。

いや、それ以前に人と話すことに、慣れていません。

おそらく、本人は、さり気無く気さくに話しかけたつもりなんでせう(T_T)。

でも、無理して話していることが、周囲にはバレバレです。

この僅かな意味の無い会話に、彼がどのくらいの勇気を振り絞ったか、彼が今何を考えているかは、我々には痛いほどわかりました(T_T)。

そして、何より彼の言動が一層痛く感じたのは、メイドさんの対応でした。

表情に変化は無く、それどころか笑顔を浮かべています。

口調は淀みなく、物腰は丁寧で、それでいて冷たくは感じません。

客の現状を把握し、その上で必要十分な行動を取っています。

実に見事でした。接客のプロの仕事です。

そして、当然というべきか、彼はそのプロの仕事に気がついていません(T_T)。

自分の事に一杯一杯です。

1キロぐらい離れていても見えるくらいに、空回りしています。

痛いです。ものすごく痛いです(T_T)。

彼が、自分の痛さに全く気づかないことが、我々を更に痛くします(T_T)。

そのことが、我々のかっての心の傷に、塩を塗りまくっています(T_T)。

その場から、全力疾走で逃げたくなりました。友人も同様でした。





我々が、そそくさと会計を済ませて、店を出たことは言うまでもないでせう(T_T)。





「俺達も、昔は、ああだったのかなぁ……」

「あそこまで酷くないと……思いたいけど……」

「傍からみれば……」

「五十歩百歩かも……」





オタクになったこと、メイド喫茶に行ったことを、心の底から、後悔しました(T_T)。

私としては、彼が社会と折り合いがつけられる様になった事を祈るのみです。

ちなみに、先日、件のメイド喫茶の前を通りがかりましたが、繁盛しているようです。

……何故か、量産されたような方が居た気がしましたが(^^;。


posted by Jinguzi at 13:16| Comment(6) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月19日

携帯電話は不便である。


私は、声を大にして、言いたい!



携帯電話は、不便であると!



人類が発明したあまたの機械の中で、最も人を不便にしていると!

私は携帯電話が普及して以来、事あるごとに、このことを主張してきました。

そう主張すると、必ず反論されます。



「携帯電話は、何処に居ても捕まるから便利じゃない」と。



何処に居ても捕まるのが、どうして便利なんでせう。

何処に居ても捕まるのは、不便じゃないですか(^o^)。

そのお陰で、何処に居ても純粋な意味で、私的な時間がなくなっています。



……『邪魔されて困るような私的な時間はない』という突っ込みは、不許可です(^o^)。



営業などの外廻りの人が、仕事中に持つということは、理解できます。

でも、一日中同じ職場にいる人間が、携帯電話を常時持つ必要は、あるのでせうか。

職場と自宅にあれば、十分でせう(^o^)。

私的な用事?仕事中にかけていいんですか?

仕事が一段落してから、公衆電話でかけるのが、ついこの間までのエチケットでしたよ。

緊急な時?それなら、職場にかけてきても問題ないでせう(^o^)。

大体、普通に働いている社会人なら、数時間連絡が取れなかったからといって、問題になることってあるんですか?

それって、年に1度あるかないかでせう。

そんな機会のために、1日の行動を全て縛られるのは、おかしくありませんか?

というより、公私のけじめがつかなくなると思いませんか?

だから、私は携帯電話を持っていません。










持っているのは、PHSです(^o^)。










同じだろうという突込みが、聞こえる(^^;。

一応弁解しておくと、医療機器の廻りで携帯電話を使うと、トラブルが生じることがあります。

携帯電話に比べてPHSは電波が弱く、医療機器でのトラブルが少ないといいます。

医療用には、さらに電波が弱くした専用のPHSがあるくらいです。

無論、歯科ではそんなにトラブルが出るケースは殆どありません。

ですが、医療従事者の端くれとして、大きな病院へ行くことは結構あります。

そんな時に、自分の携帯が原因でトラブルがあったら、洒落になりません。

そんな次第で、携帯電話でなく、PHSを選んでいます。

それに何より、私の都合はどうでもいいんですが、患者さんが痛くなるときは、診療時間とは限らないじゃないですか。

だから、トラブルが起こりそうな患者さんには、必ず私のPHSの番号を教えています。

夏休みなどの長期休みには、その前後に関わっている患者さんには、必ず教えています。

というか、ある一定以上の期間、うちに来ている患者さんは、私のPHSの番号を知っています。

チームで仕事をしている病院なら兎も角、町医者なら、それは当り前だと思います。

子供の頃、父は、夜間でも休日でも、患者が痛いと言えば何もいわずに診ていました。

兄もそうです。

私が同じことをしないわけには、いきません(^o^)。

ただ、時代が変わってきたから、それにあわせて事情が変わっただけです。

もっとも番号を教えたからといって、患者さんも電話をかけてくることは、滅多にありません。

それでも休日にPHSをチェックして、電話がかかっていないことを確認すると、ホッとするのは否定しませんが(^^;。



だから、正直に言いませう。



携帯電話の類は、不便である。でも、仕事柄持たない訳には、いきません。



世の中、ほんと、不便になったものですねぇ(^o^)。

ラベル:PHS 携帯電話
posted by Jinguzi at 20:10| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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