2010年12月24日

【SS】Merry X'mas to……



HDDを整理していたら、昔書いたエヴァのSSが出てきました。
クリスマスにちなんだものなので、折角だから公開します(^o^)。

続きを読む
posted by Jinguzi at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 【SS】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月13日

【SS】人造人間


HDDを掃除していましたら、昔書いたエヴァンンゲリオンの【SS】が出てきました。
エヴァの本放送の頃に書いて、何らかの事情でお蔵入りになっていたやつです。
折角ですので、発表したいと思います。

夏休みということで、お目こぼし頂けると、嬉しく思います。
1行づつ、スクロールして読んでいただけると助かります。

==============================

【SS】人造人間


「碇君......私、人間じゃないの......造られた存在なの」

「あ、綾波....」


続きを読む
posted by Jinguzi at 13:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 【SS】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

怪談 真夜中のピンポンダッシュ


私の実家の玄関には、赤外線で動作するベルが設置されています。

赤外線の照射装置とベルからなる簡単なものです。

照射装置から照射されている赤外線を何かが遮ると、ベルがなる仕組みです。

ピンポーンという間延びした音が、来客を知らせてくれます。

玄関の内側にあるわけですから、玄関をくぐらなければ役に立ちません。

当然、別に呼び鈴もあります。

何故、このような装置があるかというと、この家を建てたときに、一時的に診療所として使ったからです。

患者さんが来たときに、受付に人がいないということがありましたので、患者さんが来院したことに気づくように、この装置をつけました。

その後、診療所は移転しましたが、どういうわけか、この装置だけが残されたのです。

『ただいま〜』

玄関をくぐると、僅かな差でベルがなります。


ピンポーン


当時は、私は大学生でした。

実習もあり、帰りは深夜になることも珍しくありません。

そのため、家族は寝静まり、出迎えてくれるのは、このベルだけということは、当り前でした。


ピンポーン


最初のうちは、違和感を感じたベルでした。

しかし、回数が増えるにつれ、その出迎えになれると、何故か安心感すら感じるようになりました。

そして、深夜、帰宅して遅い夕食をとっていると、奇妙なことがおこりました。


ピンポーン


何故か、玄関のベルがなるのです。

午後11時近くの深夜です。

誰かが来るわけではありません。

恐々と玄関へ行って見ても、当然のことながら誰もいません。

そこで、思い出したことがあります。

赤外線で反応する自動ドアが、タクシーなどが使う無線の電波によって、誤作動するという話です。

もっとも、私の家は住宅地の奥まったところで、そう簡単に無線の電波が届くような場所ではありません。

ですが、深夜のことです。

一杯気分の方が、タクシーで住宅街の奥まで来るということがあっても不思議はありません。

なにより、元々のベルが、そんな精度が要求される機械ではありません。

だから、何かの拍子に誤動作をしたのだろう。

そう思いました。

ところがです。

ベルの誤動作が増えたのです。

何故か、私が独りでいるときに限って。

例えば、私が2階の自室で、本を読んでいるとベルがなります。


ピンポーン


独りで、食事を食べているとベルがなります。


ピンポーン


玄関に行ってみると、当然のことながら誰もいません。

何故か、私が居るときにだけ鳴るようで、家族に聞いても誰も知りません。

回数が増えるにつれ、あることに気がつきました。

まるで子供の悪戯みたいだな、と。

子供が、玄関のベルを鳴らして、家人が出てくるまでに逃げる悪戯。

ピンポンダッシュです。

でも、誰がするのでせう。

どうやってするのでせう。

ピンポンダッシュなら、玄関の外の呼び鈴を押せばいいわけです。

でも、鳴るのは玄関の内側にあるベルです。

当然、玄関の扉は閉まっています。

鍵もかかっています。

鍵が掛かっている玄関の内側にある赤外線を、どうやって遮るのでせう。

扉をすり抜けて入ってこないと、不可能です。

つまり、このピンポンダッシュをするためには、呼び鈴が押せなくて、扉をすり抜けられる存在でないと、不可能なのです。

そして、ピンポンダッシュは、子供の悪戯です。

でも、深夜、子供は寝ています。

いったい、誰がしているのでせう。

そこまで考えが及んだときに、背筋に何か嫌なものが上ってきました。

そんなことは、ありえない。

自分の考えを否定することにしました。

ですが、また、鳴るのです。




ピンポーン




そして、それは、暑い夏の夜のことでした。

時刻は当然、深夜です。

その日、家族は出かけていて、私は独りで留守番をしていました。

二階の自室にいると鳴りました。





ピンポーン





普段は、すぐに下りているのですが、今回はあえて無視しました。

そして、しばらくすると、また鳴ります。





ピンポーン





もう一度、無視しました。

そして、時間をあけて、忍び足で階段をおり、玄関に行きます。

当然のことながら、誰も居ません。

ホッと息をつくと、咽が渇いていることに気づきました。

台所へ行こうと、玄関から振り返ると、違和感があります。

台所へ続く扉が開いているのです。

妙だなと思いつつ、一歩踏み出します。

すると、台所の前に何かがいます。

私の胸の高さ、そう子供の身長ぐらいの何かが、そこに居ました。

形が見えたわけではありません。

ぼんやりとした何かが、そこに居ました。

そして、小さな声が響きました。





『見つかっちゃった……』





悪戯が見つかった子供の声でした。

楽しげな声でした。

次の瞬間、何かが、私の横を通り過ぎていきます。

そして………







ピンポーン







背後で、ベルが鳴りました。





あれが、なんだったのかは、判りません。

でも、それ以後、夜中にベルが鳴ることは、なくなりました。

『見つかっちゃった』から、もううちでは悪戯ができないのかもしれません。

きっと、今も何処かで、同じような悪戯をしているのかもしれません。










ピンポーン

posted by Jinguzi at 10:48| Comment(7) | TrackBack(0) | 【SS】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

こばやし歯科医院バナー

人気ブログランキングバナー04

ご協力お願いしますm(_ _)m。